文章校正や校閲業務に従事していた新聞社から転職し、2008年に中途入社。関西営業所にて採用。
現在は部下の育成や統率を行う同営業所の管理職兼校閲部門のマネジメントリーダーとして、原稿チェック業務もこなす。
原稿を読んで、文章表現や誤字・脱字、表記の不統一、同音異義語の誤りを正したり、不足している内容を補ったりします。
人名や地名、企業名などの固有名詞、データの数値なども緻密にチェック。
記録という後世に残す資料や、世の中に発信する資料をつくる業務に不可欠な専門職です。
言葉を扱う会社なので、たとえ社内での連絡メールであっても、表現に間違いがないよう気を配ります。
大和速記の社員は、世の中に文字を出すことに責任を持ち、正しく伝えることに誇りを持っています。
超情報化社会の今、自動音声認識システムが加速度的に高度化され、文字起こしという仕事はAIに代替されていくと思います。
とはいえ、システムを操作するのも、システムによって起こされた文章を修正するのも人間です。
必ず人間が介在する仕事は残り、そこに必要なスキルは求め続けられるはずです。
時代とともに手段は進化しても、記録するという目的は変わりませんし、その目的をいかに良い状態で実現していくかに貢献することが私たちの仕事であると思います。
当社は新しい技術を積極的に採用する姿勢があり、新しいものに対する抵抗が少ない人にマッチする社風です。
多少の抵抗を感じる人には(笑)、「なんだか良さそう!トライしてみよう!」と思ってもらえるように働きかけることが私の役目。
社長や上司との距離が近く、意見が言いやすい職場なので、会社の上層部がどんなことを考え、どういうことを目指しているのかがダイレクトに伝わってきます。
上から下へ、また部下が思っていることを上へ伝え、皆が意見を発し、皆で高め合える環境が整っています。
毎回、内容が異なるものをつくるため、飽きることがありません。
次から次へと新しい会議録をつくり、それがそのまま仕事になる。
頭の中に情報が蓄積され、この仕事に携わる人間としてのスキルも自動的に上がっていく。そこが魅力だと思います。
あまり意識をしたことがないかもしれませんが、どのように日本語と接しているか、は面接のときに必ず質問します。
普段から正しく話したり、書いたりしようと意識することで、文章力が格段に高まるからです。
また速記や文字起こしが今後、代替されていくことを踏まえ、速記以外のことに広く興味を持っている人やコミュニケーションをとることが得意な人も、この仕事に向いています。
速記者は出張して録音業務を行いますので、お客さまとのコミュニケーションが大事です。
単にボキャブラリーが豊富なだけでなく、お客さまや他部署との高いコミュニケーション能力も求められます。