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コーヒーブレイク
速記者のミス
2004年(平成16年) 4月号 Vol.1
2004年(平成16年) 4月号 Vol.1
うっかり間違えたり、思い違いをしたり、珍造語が堂々と発言されることがあっても、会場の皆さんは小さな表現上のミスを「意訳」ならぬ「聴訳」して、瞬時に正しく理解し、議事はスムースに進むものです。「波紋を投げる」はその代表例、黒子である速記者は「波紋が広がる」と原稿にするのが常識、気をつけましょう。
聞き間違い・勘違い本当はこう言いたかった
- あまりの冷たさに、手がはじかんで〜〜
- あまりの冷たさに、手がかじかんで〜〜
- 大変聞きざわりな話ですが、〜〜
- 大変耳ざわりな話ですが、〜〜
- ちょっと耳かじりした話ですが、〜〜
- ちょっと聞きかじりした話ですが、〜〜
- それは先生、七面八臂のご活躍ですね。
- それは先生、八面六臂のご活躍ですね。
- 千尋の功を一簣に欠く
(千尋の谷)
- 九仭の功を一簣に欠く
- 二階から涙(すずめの涙)
- 二階から目薬
- 八百代言(うそ八百)
- 三百代言
- 波紋を投げかける
(石を投げる)
- 波紋が広がる
- 力こぶしを入れる
- 力こぶを入れる
- 釈迦に念仏(馬の耳に念仏)
- 釈迦に説法
- いい面の皮をむく
(いい面の皮)
- 面の皮をむく
- 小癪にさわる(小癪な)
- 癪にさわる
- 万障やむを得ず
(万障繰り合わせて)
- 万やむを得ず
- 百罰一戒
- 一罰百戒
- そら絵ごと
- 絵そらごと(そら事+絵そら事)
- 歩行感を味あわせている
- 歩行感を味わわせている
- 私は狐につつまれたような感じで
- 私は狐につままれたような感じで