速記者派遣による録音取材

活躍する現場

情報化社会での活躍の場は多方面に拡大しています。

中央官庁

  • 各省庁の各種審議会・公聴会等

地方自治体

  • 都道府県議会・各種委員会
  • 区市町村等の議会・各種委員会
  • 地元住民への説明会等

独立行政法人

  • 理事会・各種委員会等

企業・団体

  • 株主総会・企業IR活動・決算発表会
  • 定例・臨時総会
  • 理事会、評議員会
  • 新製品説明会
  • 社内報等

学会・大学・研究所

  • 総会・理事会
  • 研究会・発表会・講演会
  • 医学、薬学関連

新聞社・出版社

  • シンポジウム
  • 座談会
  • 対談・インタビュー

字幕入力

  • テキスト起こし

裁判・弁護士関係

  • 各種会議
  • 研究会・勉強会
  • 法廷での傍聴速記

労働組合

  • 定期大会・中央委員会
  • 各種機関会議
  • 広報活動等

その他

  • 著述用の口述、編集、リライト
  • 社史、会誌等の取材等

議会で活躍する速記

皆さんが、よくご存じなのは議会の速記者の姿だと思います。衆参両院の国会中継などで、議長壇の下の囲みの中で、一生懸命速記をしている姿が映し出されます。東京都議会をはじめ地方自治体の議会においても、多くの速記者が活躍しています。

現在、国会では衆参両院の速記者養成所で専門的な訓練を受けた速記者が、本会議、委員会などで活躍し、正確な記録を作成していますが、平成17年秋に、両院とも「速記者の養成を見合わせる」との発表をし、録音やビデオとパソコンを連携させたシステムが検討されているようです。

多くの県議会や市町村議会においても速記により会議録が作成されてきましたが、今日では民間の速記会社に依頼したり、また録音だけで対応しているところも多くなってきています。

このように、国会や地方議会といった特定の場所で特定の人だけが発言し、絶対に失敗のない録音や録画システムが完備されているところでの会議録作成の業務は、「音声を定着させる」段階での速記符号のマスターは、絶対に必要ということではなくなってきております。

しかし、速記者がこれまで担ってきた作業は、速記文字で話し言葉を書き取るという作業だけではありません。より重要なことは、他人が話す内容を正しく理解し、正確に文字化していくことなのです。速記符号のマスターと同時に、そのための専門的な訓練を受けてきております。

最近、テープ起こしで言われる、話し言葉を文字化する際のリライトや、ケバ取りはもちろんのこと、話し言葉を整え、修文し、言い間違い、言い直しの訂正から、用字用例の表記の技術等は、速記者はしっかりと身につけております。そして日本の速記はこれまで120年の間、会議録の正確で公正な「記録性」と「証拠性」をあわせ持つ記録づくりに取り組んでおります。

講演会、座談会、インタビューなどで活躍する速記

民間では、大手速記会社やフリーの個人速記者が、議会や企業の各種会議、総会、雑誌社の座談会・講演会・インタビューの記録と、今日では実に多種多様な記録づくりにかかわっております。皆さんが何気なく読んでいる雑誌の記事などにも、実は速記者による記録が下地になって書かれているものも大変多いのです。

ただ、最近では、録音機とパソコンによる新規参入者のテープ起こし業者との競争や、さらに公官庁を中心に、民間においても、記録づくりの「質」の基準を設けない、料金優先の機械的な入札等も多く、お互いにぎりぎりのダンピング競争に立たされています。

しかし、これからは、速記者も、またテープ起こしの人たちも、ユーザーのニーズに合った正確な「質」と「スピード」への努力を怠らなければ、一時的な混乱期はあっても、数年を経ずして「良貨が悪貨を駆逐」し、必ず゙「価格」が追いつき、マーケットは拡大していくと思います。

「10年でやっと一人前」と言われてきた速記者ですが、速記とともに身につけてきた話し言葉を文字化する日本語処理の技術に、さらに録音機・パソコン・インターネットで重装備し、デジタル人間に変身した速記者は、21世紀の情報化社会での活躍の場は、記録づくり以外にも、無限にあると信じています。


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